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中間テストを終えて

 5月中旬から、甲府市内の中学校でも中間テストが実施されました。今年は学校現場でもやや混乱が生じているように感じます。それゆえ、生徒達の理解や、学習への取り組みへも追いつかず、中間テスト前に悲鳴のような訴えを、こちらの教室で耳にしました。年度初めの各学校の学習の様子、テストの内容、生徒達の様子を今回はお伝えしていきます。

 

まず、おおまかな変化とそれに伴い生じたことについて...

 

〇国全体の変化 ⇒ 「新学習指導要領」完全実施により、学習内容が大幅に増えた

 それに伴い  ⇒ 移行期間の生徒達(中3~小5)の生徒達への補充が必要

 しかし    ⇒ 昨年度コロナ禍で予定していた学習内容を完全に実施できず

 

〇教科書の変化 ⇒ 学習内容がより多く盛り込まれた教科書でありながら、甲府市  

          は教科書会社を変更 

 それに伴い  ⇒ 慣れていない内容構成やレイアウト,登場人物も馴染みがない

 

〇学校の対応  ⇒ 学校や教員によりかなり差がある→戸惑い

   ・中1でかなり英語使用頻度の高い授業

   ・同じ学年を複数の教員が教えることによる、授業内容の差異

   ・「ワーク」を勝手に進めるな、の指示

   ・GWの宿題ゼロ→その後の詰め込みで負担増

   ・旧教科書で取り上げていない分野で新教科書では既習事項になっている部分への補充学習がある学校とない学校

   ・前年度の教科書を4月下旬まで使い、なかなか新しい教科書が始まらない

 

 

 

 まず、とにかく大変だったのは中学1年生です。入学してからも、なかなか授業が進まず、4月の第3週、第4週でアルファベットを丁寧に復習している学校もありました。ところが丁寧に宿題が出るわけでもなく、GWなどもしっかりと課題が提示されず、中間テスト前に授業スピードが一気に上がったように感じます。教科書の情報量が多いため、4月は生徒たちも「これは簡単だな~。もっと進めてもいいのに~。」と感じていたのが、5月の中旬には「え?わかんなくなってきた!」といったバタバタ感を感じました。これまで、中1英語というのは、比較的文法がゆっくりと導入されていましたが、今回の教科書ではその3倍速以上のスピードで新たな文法を学ぶ必要があると思います。

 テストが返却された生徒さんは、やはり去年までのアドバンテージに救われた人が多くいます。もはや、英語学習は小3~4くらいから、しっかりと基礎を身につけていった方が良いと感じました。

 

 2年生、3年生は、未習内容なのに、教科書で既習内容として扱われている部分の学習が、まだこちらの教室でも完全に追いついていません。学校での学習内容と、そちらの補充を、同時進行で行っていますが、まだ時間を要します。慣れない教科書に苦戦しながらも、生徒さんたちはよく取り組んでいます。2年生3年生は、自分なりに勉強方法を確立している生徒さんも多いため、教科書への対応ができれば、時間は要すると思いますが今の問題は解消されると思います。

 もうすでに、期末への取り組みが必要な時期です。今回の課題を乗り越えていけるよう、テストの反省をしっかりしていきましょう。私も、こちらの教室でできることを、教科書を開きながら、日々考えています。何とか、学校の足りない部分を補い、語彙、文法、表現などをバランスよく取り入れていきたいと思います。

 

 明日からのレッスンも、気合を入れて進めて参ります!よろしくお願いいたします。